進学対策

大学の入試課へ質問するメール 出願条件と必要書類の確認

募集要項を読んでも、手元の証明書が使えるか、自分の学歴が出願条件に当てはまるか、分からないことがあります。そんなときは、分からない箇所と自分の状況を整理して、大学の指定する窓口へ問い合わせましょう。

長い敬語をたくさん使うことよりも、「どの入試について、何を確認したいか」が伝わることが大切です。この記事では、大学の案内を探すところから、メールを送り、回答を確認するまでの手順を紹介します。

まず対象の入試と問い合わせ先を確かめる

大学の公式サイトで、入学年度、学部・学科、入試方式を確認します。同じ大学でも、大学院、編入学、学部の留学生入試では窓口が違う場合があります。大学の代表メールを見つけただけで送らず、対象要項の問い合わせ先を探してください。

たとえば明治大学の外国人留学生入試案内には、出願書類と出願資格の事前審査に関する説明があります。一般の質問と、決められた方法で申請する事前審査を分けて読むことが必要です。

大学が問い合わせフォームや電話を指定している場合は、その方法を使います。メールなら、宛先の文字を公式ページと照合しましょう。受付時間や休業日、回答に関する注意書きも確認します。

質問する前に要項の前後を読む

疑問がある表だけでなく、脚注、共通の注意事項、書類一覧も読み直します。たとえばコピーの提出条件が別のページに書かれている場合や、国内出願と国外出願で説明が分かれている場合があります。

確認した資料名、対象年度、PDFのページをメモしてください。紙面のページ番号とPDFの表示順が違うときは、「PDFの○ページ、紙面の△ページ」と両方書くと、相手が該当箇所を探しやすくなります。

自分の判断で一部の条件を短く言い換えすぎないことも大切です。「証明書はコピー可」とだけ覚えると、「出願時のみ」「入学後に原本提出」といった条件を落としてしまいます。質問には、疑問のある条件がどれか分かる程度の情報を残しましょう。

メールに入れる情報を六つに分ける

項目書く内容
件名入学年度・方式・質問のテーマ
宛名要項にある窓口名
自分の立場出願予定者か、出願済みか
対象学部・学科・日程、必要なら受付番号
確認済みの説明要項名・ページ・該当する条件
質問何について回答が必要か

氏名は、大学が本人を確認するために必要な範囲で記載します。出願済みなら、大学が指定する受付番号なども役立ちます。ただし、ログイン用のパスワードや決済情報まで書く必要はありません。

「私は出願できますか」という質問だけでは、大学は何を調べればよいか分かりません。学歴の資格確認なのか、試験成績の利用回なのか、提出書類の形式なのかを分けてください。

出願書類について質問するメールの例

次は書き方を示す架空の例です。○印のまま送らず、対象要項と自分が持っている書類に合わせて直してください。

件名:2027年度外国人留学生入試の成績証明書について

○○大学 △△入試ご担当者様

2027年度の外国人留学生入試で、□□学部への出願を検討している○○と申します。

募集要項の「提出書類」PDF○ページを確認しました。私は母国の学校が発行した○○語の成績証明書の原本を持っています。要項に記載された翻訳の認証について、次の点を確認したくご連絡しました。

  1. 発行校が作成した英語の成績証明書を取得できる場合、日本語の訳文も必要でしょうか。
  2. 原本と翻訳を提出する場合、認証を依頼できる機関は要項にある○○に限られますか。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

氏名:○○

この例の目的は、翻訳の条件を特定することです。大学が別の説明をしている場合に、この二つの質問がそのまま必要になるわけではありません。

一つの番号には一つの疑問を書く

「証明書を翻訳してコピーで出して、原本は後でもよく、卒業見込みでも大丈夫ですか」と一度に聞くと、どの点への回答か分かりにくくなります。翻訳、コピー、提出時期、卒業見込みを別の質問にしてください。

複数の質問がある場合も、同じテーマの中で整理します。書類の質問と、別の部署が扱う寮の質問を一通に詰め込むより、それぞれの指定窓口へ必要な内容を送ったほうが対象を伝えやすくなります。

「要項に説明がない」と決める前に、「このページまで確認しましたが、○○の場合の扱いが分かりません」と書いてみましょう。自分がどこまで読んだかを示しながら、必要な確認を進められます。

個人書類は求められた方法で提出する

最初の問い合わせで、パスポート、在留カード、すべての成績証明書をまとめて添付する必要はありません。本人確認や資格審査のために大学が資料を求める場合は、指定された送付先、ファイル形式、提出方法を確認します。

画像を送る前に、大学が何の資料を必要としているかを確かめてください。関係のない番号や家族の情報まで含めて送らないようにします。一方で、正式な審査書類について、自分の判断で必要箇所を消したり画像を加工したりしてはいけません。

問い合わせへの回答と、正式な出願・資格審査の受付は別です。メールで事情を説明しただけで、申請書や証明書の提出が済んだと考えないようにしましょう。

締切が近いときの伝え方

期限が近い場合は、大学の締切と、今どの作業が止まっているかを具体的に伝えます。「急いでいます」だけではなく、「○月○日の書類必着に向けて準備中ですが、訳文の認証方法が未確認です」と整理します。

メールを送っただけで回答が届く時刻は決まりません。要項が電話での連絡を指定している緊急の問題なら、受付時間内にその窓口へ相談してください。何通も同じ質問を送るより、送信日時と質問を手元に残して状況を確認します。

相談したことによって、出願・支払い・資格審査の期限が延びるわけではありません。大学が明確に案内した対応と、自分の希望を分けて受け止めましょう。

回答を受け取った後の確認

回答を読んだら、どの年度・学部・方式についての説明か、何を次に提出するかをメモします。質問が二つあるのに一つだけ回答された場合は、返信で未確認の質問を短く示します。

お礼の返信に、新しい質問をいくつも追加すると内容が広がります。追加確認が必要なら、「ご回答ありがとうございます。○番について、もう一点確認させてください」と対象を示してください。

大学名や方式を変更したら、以前の回答を別の出願へそのまま当てはめません。受信したメールと、自分が送った質問を一緒に保存すると、どの条件で回答されたかを見直せます。

募集要項全体の整理には確認する10項目を、大学の学びを調べたいときは志望大学の調べ方を使ってください。

※この記事について

確認日:2026年10月16日。メール例は当サイトのオリジナルです。問い合わせ方法と出願・資格審査の指定は大学・年度・方式で異なります。大学の公式窓口と対象要項を確認してください。

-進学対策