面接や小論文の準備が進んだら、試験当日の動きも確認しましょう。受験票を用意し、指定された会場へ行き、必要な時刻に受付をすることも受験準備の一部です。
大学ごとに持ち物や遅刻の取り扱いは違います。友人が受けた別の大学の話をそのまま使わず、自分の受験票、募集要項、受験上の注意をまとめて確認してください。
受験票と最新のお知らせをそろえる
最初に、受験番号、学部・学科、入試方式、試験日を確かめます。出願受付番号と受験番号が別に発行される場合もあるため、大学が当日使う番号を確認してください。
受験票がWebで発行される方式では、表示できる期間や印刷の指定を読みます。画面をスマートフォンで見せるだけでよいとは限りません。カラー・白黒、用紙、写真の扱いも、大学の指示に従います。
保存した要項だけでなく、大学の入試ページと出願サイトのお知らせも確認しましょう。明治大学の2027年度要項のように、受験や問い合わせに関する注意事項がまとめられた公式資料を基本にします。
会場はキャンパスと建物まで確認する
大学名を地図アプリへ入力しただけで、準備を終えないでください。同じ大学に複数のキャンパスがあり、普段授業をする場所と試験会場が異なることもあります。
受験票の会場名、大学が出すアクセス図、最寄り駅、入口の案内を並べて確認します。駅の出口や、駅からキャンパスまでの道も見ておくと、当日に探す作業を減らせます。
建物や教室が当日掲示される場合は、その案内を見る時間も必要です。事前に下見する場合も、試験会場の建物へ自由に入れるとは限りません。大学が案内する公開範囲で確認してください。
集合時刻と試験開始時刻を分ける
「試験は10時から」と分かっても、10時に大学へ着けばよいとは限りません。受付、集合、着席、説明、試験開始のうち、大学がどの時刻を指定しているかを読みます。
予定表には、集合場所に着く時刻、その前に乗る交通機関、家や宿泊先を出る時刻を書きましょう。乗り換えや徒歩の時間を、電車の乗車時間とは別に入れます。
「何分前なら全大学で十分」という共通の時間はありません。大学の集合指定を優先し、初めての場所で案内を確認するための時間を自分の予定に加えてください。会場の開場時刻より極端に早く到着する計画にも注意します。
持ち物は大学の一覧から確認する
| 分類 | 確認すること |
|---|---|
| 受験票 | 印刷や写真の指定、必要なページ |
| 本人確認 | 大学が指定する書類と原本の要否 |
| 筆記用具 | 鉛筆・シャープペンシル等の可否、消しゴム |
| 時計 | 持ち込み可能な機能や使用方法 |
| その他 | 昼食、飲料、服薬等の大学の案内 |
これは確認のための分類であり、すべての大学が同じ物を求めるという意味ではありません。時計や電卓などは、便利だから使ってよいとは判断せず、認められる物を確かめてください。
前日に一度かばんへ入れ、当日の出発前に受験票をもう一度確認します。持ち物の写真を撮ることと、正式な受験票や指定書類を実際に持つことは別です。
電子機器と机の上のルールを読む
スマートフォン、イヤホン、通信機能付きの時計などの取り扱いは、試験の案内を確認します。機器を机に置いたままにしたり、試験中に時計代わりに使ったりしないでください。
参考として、JASSOの2026年度EJU受験案内には、机上に置ける物や電子機器の電源・保管に関する具体的な注意があります。EJUの規定を大学独自試験の規則に置き換えることはできませんが、何を事前に読むべきかを知る例になります。
当日の係員から指示があったら、その場で確認します。聞き取れなかったときは、分かったふりをして行動するより、「もう一度お願いします」と短く伝えましょう。
交通経路と別の行き方を準備する
交通機関の公式サイトで、時刻や運行情報を確認します。普段使う平日のダイヤと、試験日の土日・休日のダイヤが同じとは限りません。
経路を一つ決めたら、別の路線や駅から行けるかも調べます。ただし、遠回りの経路へ移る前に、実際の運行状況と到着見込みを確認してください。地図の最短時間だけを見て、徒歩や乗り換えを無理に急ぐ計画は避けましょう。
遠方で宿泊する場合は、宿泊先から会場への経路で考えます。交通・宿泊の予約内容、住所、連絡先を、通信が使えないときにも確認できる形で手元に用意しておくと役立ちます。
遅れそうなときは大学の指定窓口へ連絡する
遅刻の扱いは大学・試験科目で違います。遅延証明書を持てば必ず受験できる、何分までなら大丈夫、と考えないでください。
問題が起きたときは、要項や受験票にある当日の連絡先を使います。氏名、受験番号、方式、今いる場所、分かっている到着見込みを短く伝えます。連絡した時刻と大学からの指示も記録しましょう。
交通機関の運休などについて大学が公式なお知らせを出す場合もあります。自分の判断で別の日程へ行くのではなく、大学の案内を確認します。連絡できたこと自体が、遅刻の許可や試験の振り替えを意味するわけではありません。
体調の問題や配慮がある場合
病気、けが、障害などで受験上の配慮が必要な人は、当日初めて伝えるのではなく、大学が定める相談時期と申請方法を確認してください。直前に問題が起きた場合も、まず指定窓口へ相談します。
感染症等で受験を控える必要がある場合や、追試験の有無についても大学の規定を読みます。体調が悪いまま無理に受験するかを、この記事だけで判断するものではありません。
会場で体調が悪くなったときは、係員へ伝えてください。試験室から移動するときや、薬・飲料等の扱いも、その試験の指示を確認しましょう。
前日と当日のチェック
前日は、受験票、持ち物、会場、集合時刻、移動、連絡先を一度に確認します。当日は、大学のお知らせと交通の状況を確認して出発し、会場では受験番号と教室の案内を照合してください。
面接の回答を最後まで詰め込むより、移動中に見返すメモを少なくしておく方法もあります。受験票を探すたびに大量のプリントを広げなくてよいよう、書類を分けて収納しましょう。
面接内容の準備にはよく聞かれる質問を、遠隔受験の場合にはオンライン面接の準備を参考にしてください。
※この記事について
確認日:2026年10月16日。持ち物・集合・遅刻・体調不良時の対応は大学や試験で異なります。EJUの規定は大学独自試験の共通規則ではありません。最新の受験票と公式案内に従ってください。