進学対策

EJUの科目の選び方 志望学部の指定を確認する手順

EJUに申し込む前に、志望大学がどの科目を求めるかを調べましょう。日本語の勉強が進んでいても、必要な数学や理科を受験していなければ、希望する方式の条件と合わないことがあります。

この記事は、これから受験する科目を選ぶための確認手順です。すでに持っている成績を使えるか調べたい人は、EJUの受験回と成績利用の確認も合わせて読んでください。

入学年度とEJUを受ける年度を分ける

大学の「2027年度入試」と、EJUの「2026年度第2回」などは、別の年度・回の表し方です。大学に入学する年度、EJUの実施年と回、大学へ出願する時期を別々に書き出します。

まず、対象年度の大学要項が公表されているかを確認してください。これからの大学要項がまだ出ていなければ、前年の条件は参考として区別します。前年と同じ科目になると決めて申し込むのではなく、公表予定や問い合わせ先も調べておきましょう。

EJUの実施案内も、受験する年度のものを使います。ここで紹介する試験の仕組みは、JASSOの2026年度受験案内で確認したものです。次年度の試験を受ける人は、当該年度の最新案内で再確認してください。

大学 学部 方式ごとに条件の行を作る

大学名だけでまとめず、「○○大学・△△学部・外国人留学生入試・Ⅱ期」のように、調べた対象を一つの行にします。同じ大学の違う学部や日程では、条件が異なる場合があります。

要項の科目表を読んだら、必要科目、数学コース、理科の指定、出題言語、利用できる受験回を記入します。全学共通の説明と、学部の表の脚注も確認してください。

表に書いていないことを、自分が受けやすい条件で補わないようにします。「どちらでもよい」と明記されている場合と、「どちらを認めるか未確認」の状態を分けて残しましょう。

EJUで選ぶ科目の全体像

EJUには、日本語、理科、総合科目、数学があります。JASSOは、希望する大学の指定に基づいて科目を選ぶよう案内しています。公式シラバスの案内では、各科目が何を測るかと、出題範囲を確認できます。

2026年度受験案内では、理科と総合科目を同時に選択できません。数学も、コース1とコース2の両方を同じ回で受ける仕組みではありません。併願先を増やすときは、同時に準備できる組み合わせかを確かめる必要があります。

「文系なら必ずこの組み合わせ」「理系なら全部受ける」といった一律の決め方は避けます。学部名の印象ではなく、大学が指定した科目を基準にしてください。

数学は大学の指定するコースを確認する

2026年度案内では、数学にはコース1とコース2があり、受験希望大学の指定に基づいて、どちらか一方を試験当日に選ぶとされています。数学を受験することに加えて、どのコースで解答する必要があるかを確認しましょう。

難しそうだからコース1へ変える、コース2のほうが有利そうだから選ぶ、という理由だけで決めないでください。自分の志望方式が認めるコースと一致することが先です。

問題の出題範囲はシラバスで確認します。参考書を選ぶときも、表紙の「EJU数学」だけでなく、対象コースと対応する出題範囲が分かるかを見ます。大学の指定と試験の範囲を並べて、学習計画へ落とし込みましょう。

理科は指定された組み合わせを確認する

2026年度案内の理科には物理・化学・生物があり、大学の指定に基づいて、二つを試験当日に選ぶ仕組みです。一科目だけを選んだ場合は採点されないとの注意もあります。

大学が「理科」とだけ書いているように見えても、物理と化学などの組み合わせを指定していないか、表の下まで読みます。苦手な科目を避ける前に、出願先が認める組み合わせを確認してください。

併願先によって指定が違う場合は、一方の条件をもう一方へ当てはめません。どの学部を優先するか、別の方式があるかも含め、学校の先生や大学の窓口へ相談しましょう。

出題言語の条件を忘れない

EJUでは、日本語科目を除き、日本語または英語の出題言語を出願時に選ぶ仕組みがあります。ただし、大学がどちらを利用できるかは、各大学の条件を確認する必要があります。

「英語で勉強したから英語で受けたい」という希望と、「大学が英語出題の成績を認めるか」は別です。英語出題を選ぶ場合は、利用できる会場の案内も確認してください。

数学・理科の用語をどの言語で読むかは、試験時間内の解答にも関係します。志望校の条件に合う範囲で、公式問題例などを読み、普段の学習方法と受験言語の関係を考えましょう。

併願校を一枚で比較する

次は書き方を示す架空の例です。実在する大学の条件ではありません。

確認項目A大学の方式B大学の方式
必要科目日本語・総合科目・数学日本語・数学
数学コース1コース1または2
出題言語日本語日本語または英語
利用回対象要項から転記対象要項から転記

この例では、B大学だけを見て英語出題を選ぶと、A大学の条件とは合いません。一つの条件が広いからといって、すべての併願先へ使えるわけではないことが分かります。

実際の表には、公式URL、要項のページ、確認日、不明点も書きます。科目だけを満たしても、出願資格や得点条件、成績提出の指定の確認は残っています。

シラバスと教材の版を合わせる

JASSOは、理科・総合科目・数学について、2026年度第1回から適用するシラバスを公開しています。古い参考書や以前の受験経験を使う場合は、現在の範囲との違いを確認してください。

シラバスを見て知らない項目があったら、学習済み・復習が必要・未学習に分ける方法があります。最初からすべての項目を同じ時間で勉強するより、自分がどこでつまずいているかを把握できます。

公式の範囲が分かったら、学校の授業や教材がどの項目を扱うかを確認します。「この教材を一冊終えれば全大学に対応する」という考え方ではなく、必要な範囲と解答形式に合わせて学習してください。

申込み前と試験当日の二回確認する

申込み前には、年度・回、受験科目、出題言語、会場を確認します。登録後に変更できる項目や期限も、当該回の公式案内で確かめてください。何でも試験当日に変えられるとは考えません。

試験当日に選択するコースや科目がある場合も、事前に大学の指定に合わせて決め、解答用紙で選択欄を確実に確認します。準備した内容と違う欄を選んでいないか、落ち着いて見直しましょう。

受験後は、その回の資料をまとめ、どの大学に使う予定かを記録します。大学へ出願する段階では、要項の改訂や変更のお知らせをもう一度確認してください。

指定と違う受験をしたと気付いたら確認する

出願準備の途中で、受験した科目や実施回が大学の指定と違うことに気付いた場合は、まず要項の対象年度と方式を読み直します。別の入試方式の条件を見ていないかも確認してください。

条件が合わない可能性があるときは、該当箇所と自分の受験状況をそろえて大学へ相談します。科目を変更したことにして申告したり、指定と違う成績を黙って提出したりしないでください。

代わりの試験、別の方式、次の年度などを検討する場合も、利用できると自己判断せず、公式な条件と期限を確認します。早く気付けば選択肢を調べる時間を取りやすくなるため、出願直前だけでなく、受験申込み前の照合が大切です。

※この記事について

確認日:2026年10月16日。科目選択の仕組みはJASSOの2026年度案内・シラバスによります。2027年度等の将来の実施条件を確定するものではありません。大学別の条件は対象年度・学部・方式の公式募集要項で確認してください。

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