面接で緊張するのは、相手が何を見ているかわからないからです。
見られているポイントがわかれば、準備ができます。準備ができれば、緊張は減ります。
この記事では、大学が留学生の面接で確認している7つのポイントを紹介します。
大学が面接で見ている7つのポイント
まず、全体像です。
| # | ポイント |
|---|---|
| ① | 志望理由が明確か |
| ② | 学部・学科の内容を理解しているか |
| ③ | 日本語で授業を受ける準備があるか |
| ④ | 入学後に学ぶ意欲があるか |
| ⑤ | 卒業後の目標があるか |
| ⑥ | 大学生活を続けられる見通しがあるか |
| ⑦ | 態度・受け答え・誠実さ |
この7つです。
面接官の質問は、どれもこの7つのどれかを確かめるために出されています。関係のない質問は、ほとんどありません。
順に見ていきましょう。
① 志望理由が明確か
最も重要なポイントです。
確認されているのは、次の3つです。
- この大学・この学部でなければならない理由があるか
- 志望動機が本人の言葉で語られているか
- どの大学にでも使える理由になっていないか
「有名だから」「設備が整っているから」という理由は、多くの大学に当てはまります。それだけでは、この大学を本当に志望しているのかが伝わりません。
パンフレットのキャッチコピーをそのまま話す学生もいますが、審査する側にはすぐわかります。実際に調べた内容を、自分の言葉で話してください。
② 学部・学科の内容を理解しているか
学部の名前だけで選んでいないか。ここが見られています。
評価されやすい答え方 学部の専門分野・授業内容・研究テーマを、具体的に説明できる。学部の中で特に関心のある分野やゼミを挙げられる。
不安を与える答え方 「経営学部で経営を勉強します」で終わる。「幅広く勉強します」「一生懸命頑張ります」しか言えない。
後者は、何も言っていないのと同じです。学部の内容を調べていないことが、はっきり伝わります。
③ 日本語で授業を受ける準備があるか
留学生ならではのポイントです。
大学が心配しているのは、「入学後、日本語の授業についていけるか」です。
ここで見られているのは、日本語の完璧さではありません。 発音や文法が多少不正確でも、問題ありません。
見られているのは、質問を正しく理解し、自分の考えを伝えられるかです。
④ 入学後に学ぶ意欲があるか
「大学に入ったら何をするのか」が具体的に描けているか。
「頑張ります」は意欲ではありません。具体的な学習計画が、意欲の証明です。
⑤ 卒業後の目標があるか
学ぶ目的が明確か。そして、その目標が学部の学びとつながっているか。
「世界で活躍したい」「国際的な仕事がしたい」——このような答えは、大きすぎて何も伝わりません。職種・業種・業務内容まで具体的に話せると、まったく印象が変わります。
⑥ 大学生活を続けられる見通しがあるか
ここは、留学生にとって特に重要なポイントです。
大学が確認したいのは、学費・生活費の準備が現実的かということです。
大学にとって、途中でやめてしまう学生を入学させることは、大きな問題です。「アルバイトで忙しく、学業が続かない」という事態を心配しています。
だからこそ、「学費はどう準備しますか」という質問が必ず出るのです。この質問への答え方には、押さえるべき注意点があります。
⑦ 態度・受け答え・誠実さ
最後は、人としての姿勢です。
- 質問を聞く姿勢
- 答えるときの態度
- わからないことを聞かれたときの反応
わからないことを聞かれたときが、実は一番差が出ます。
知ったかぶりをする学生と、「勉強不足で、まだ十分に理解できていません。入学後に学びたいです」と正直に言える学生。後者のほうが、はるかに評価されます。
面接官は、あなたが完璧であることを期待していません。誠実であることを期待しています。
7つのポイントに、優先順位はあるか
あります。
最も重要なのは①(志望理由)です。ここが弱いと、その後の面接全体の印象が下がります。
そして、留学生特有の関門が③(日本語)と⑥(生活の見通し)です。日本人の受験生には聞かれない質問が、ここから来ます。
つまり、準備の順番はこうなります。
- ①志望理由を徹底的に固める(志望理由書と一体で準備する)
- ②④⑤を、①から論理的につなげる
- ⑥の答え方を用意しておく(準備なしでは答えられません)
- ③⑦は、練習の量で改善する
「7つ全部を完璧に」は目指さなくていい
最後に、安心してほしいことを言います。
7つのポイントすべてで満点を取る必要はありません。
面接官が探しているのは、「この学生を入学させたい理由」です。すべてが平均的な学生より、1つでも強い理由がある学生のほうが記憶に残ります。
そして、その「強い理由」を作れるのが、①の志望理由です。
「なぜこの大学で、この学問を学ぶ必要があるのか」
この1問に、自分の言葉で、自分の経験から、しっかり答えられること。それが、7つのポイントすべての土台になります。
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※この記事について
- 本記事で紹介する内容は、大学の入試業務を通じて見てきた傾向をもとにしています。
- 面接の質問・評価の基準は大学によって異なり、合格を保証するものではありません。
- 具体的な選考方法は、必ず各大学の募集要項を確認してください。